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我が家では、加護坊山の中腹の山水を屋内に引き入れ、食器の下洗いなどに使用していた。市水が整備されていなかった時期は、飲料水であった。それ以前はというと、今回の問題となっているる井戸水を飲料水としていた。

山水は、この地域の有志が共同で山の中腹にタンクを設け、それを塩ビパイプを道路に埋設し、使用していたのである。なんとも、大変な事業であった。しかし、たまに、官がなんらかの事で破れたりした場合はそこを修復し、復旧させていたのであった。ところが、3.11の震災はいたる所が分断されれ、修復を断念せざるを得なかったのである。

我が家は、下の方であり、特に断念を早くから表明せざるを得なかった。そこで、屋内に引き入れていた山水に変え、市水が屋内に引き入れられてはいたが、エコの観点から、食器などの下洗いに井戸水を私が引き入れたのであった。

しかし、時々泥水のような濁った水が1週間に一度くらいの頻度で流れてくるので、不思議に思っていたのである。幼少のころは全くそういう記憶がなく、全く透明度の高い井戸水であったからである。

この井戸水は、畑の水不足などの時も水やりに使用していた。ところが、ある時、畑の土が赤褐色になっているのに気づき、これまた、不思議に思っていた。こんなことがきっかけで、我が家に昔あった、開田に供給していたカナキの井戸水が脳裏によぎった。これの地下水と3.11の地震で繋がってしまったのではないかとの疑念が沸いてしまったのである。

そこで、水質調査をしようと2年前くらいから考えていたのであったが、重い腰をやっとのことであげ、今回3万円弱のお金をつぎ込み依頼した。

結果は、それを裏付けるものとなった。井戸水の採取方法は茶色く濁った時と、透明な時の2種類を同じ日に採取し、検査してもらうことであった。これで、通常の飲料水の検査費用の2倍かかることが最初から分かっていた。仕方ないことであった。

検査結果は、鉄の含有量が基準値0.3以下に対して、濁っている茶色の方が8、きれいな時が0.8という結果であった。想像にしていたことが、検査結果に表れた形であった。それゆえ、畑の土も赤褐色になったのが裏付けられた。ほぼ間違いのないところであろう。

車の洗車にも使用していた井戸水、錆にも影響ありとの事で使用は差し控えた方がよいのであろう。畑にはむかし、鉄分をあえて散布していたとの事で問題がないのであろうが、光合成によくないとの情報があり、葉への直接散布は控えた方がよいのであろう。ほうれん草などは食味が増す効果はあるのではないか?

結論としては、我が家も3.11で建物の被害が相当あったが、地下水まで影響を受けていたのだと、つくづく3.11の被害の甚大さに改めて痛感させられる思いが増した。

今後も、この井戸水の状況を注視し、震災の復興状況との関連など、好転へ向かう様、祈念するばかりである。