屋久島の杉は花崗岩の上にコケを介して成長するため、非常に成長速度が遅く年輪が細かい。そして、縄文時代から2000年間以上成長してきた地元の人が神とまで大切にしてきた屋久杉に、斧を入れる恐ろしい時代が江戸時代であった。年貢を納められない、コメを作れない屋久島の人々はコメの代わりに、屋久杉を切って(平板を取れる高さ:2m~3m位)納めるため、1000年以上の屋久杉がことごとく伐採されたという。これは7~9人位で1週間から10日間で1本ずつ伐採し、それを山で平板にし、海岸まで運搬したそうである。屋久島で人が住めるのは海岸沿いのわずかな部分のみである。

この切った屋久島は神が宿っているので腐らない。いや、そうではない。コケで覆われているのと樹脂(杉のヤニ)が江戸時代に切った木でも朽ちないのである。投稿写真のような、その高い切り株の上にコケが覆い、そこの種がおり、またそこから、色んな木が成長している。例えば紀元杉では次のような15種類の着生植物がある。ツガ、ヒノキ、ヤマグルマ、サクラツツジ、オオヤクシマシャクナゲ、アセビ、マルバヤマシグレ、ヒカゲツツジ、ナナカマド、アクシマモドキ、シキミ、トカライヌツゲ、ソヨゴ、ミヤマシキミ、ユズリハ。

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